◎竹内紀子(富山大学経済学部経営法学科 在学中)
今回の参議院選挙を見て感じたことを記述する。ここに記述した3点について改正することを希望する。
(1)ポスターの掲示方法について
選挙区の掲示板は、各都道府県の選挙管理員会が設置する。しかし、候補者のポスターは、候補者の支援者や後援会員などが貼りに行かなければならない。そのため、選挙区が広い県の場合は、貼りに行くだけでも時間がかかる。また、新人の場合は、現職より支援者や後援会員が脆弱な場合が多いため、ポスターを貼る人員が非常に少ない。そのため、ポスターを貼る作業を候補者任せではなく、選挙管理員会で貼ることを提案する。そうすることにより、候補者側の負担が軽くなるのは当然のこと、ポスターの貼ってある人とない人の不統一を解消することができ、有権者に同じ条件で情報を与えることができる。
なお、ポスターの貼り替えについては、今まで通り候補者側で行うものとする。
(2)比例区(全国区)ポスターについて
比例区の場合は、選挙区とは違い、自分でポスターの貼り場所を探してこなくてはならない。そのため、選挙期間前の事前活動量で決まってしまう。比例区の候補にとってはポスターを貼るだけではなく、貼る場所も自分たちで探さなくてはならないため、過大な負担を生じる。
また、有権者にとっては、比例区で何人出馬していて、各候補者の考えを知るためには、選挙区以上に情報収集をしなくてはならなくなる。
このため、比例区候補も選挙区候補同様、公営掲示板を設置することを提案する。ポスターの掲示も現状の候補者自身が貼りに行くのではなく、選挙管理員会で貼ることを提案する。
ただし、比例区の場合は、日本全国が対象になるため、選挙区と同じ数だけの公営掲示板を設定することは、膨大なコストがかかるので、都道府県庁や市区町村役所に掲示する方法はいかがだろうか?
(3)街頭演説について
現状は、選挙区でも比例区でも、候補者がいろいろな場所で、各人ばらばらに街頭演説を行っている。そのため、街頭演説で候補者の考えを聞くことは可能である。しかし、街頭演説を聞かなかった場合、候補者の考えを聞くことは不可能である。そのため、A候補者の考えは、聞いたが、B候補者の考えは、聞かなかったということが往々にしてある。
そのため、候補者が街頭演説の廃止を提案する。その代わり、選挙管理委員会でマイクロバスをチャータして、バスの中に候補者全員を搭乗させる。その上で、選挙管理委員会が連れて行った場所(市役所や文化ホールなど)で、決められた時間内でそれぞれの候補者が順番に演説をする。そうすることにより、有権者はすべての候補者の考えを平等に聞いた上で投票することができる。なお、街頭演説会場は、事前に選挙管理員会のHPや新聞などでお知らせすることが最低条件となる。
なお、比例区の場合に、本件のやり方を実行した場合は、都道府県分の数、つまり、最低47日選挙期間が必要になるため、テレビのみの放映として、候補者には外出禁止にすることにより平等な情報を有権者に提示することが可能である。
以上3点が、今回の参議院選挙を見て感じたことである。お金のかからない政治活動や選挙活動は、非常に大事なことである。それと同時に有権者に各候補者の情報を同じ量だけ配信することも大事なことだと思うので投稿した。
