「編集主幹」就任の弁 丸楠 恭一
「政策空間」という媒体には、これまで一執筆者として関わってきたが、このたび縁あって編集部の仲間入りをさせていただくことに相成った。
「政策情報・政策アイディアの広場」を謳ったウェブ政策誌として本誌が誕生して、まもなく3年を迎えようとしている。そのアクセス数の確実な増加もあいまって、「政策空間」はとても面白い「場」に成長してきたように思う。公共的問題の生み出される現場がますます多様化する中で、その所属や立場の相違を越えて「政策マインド」「公共マインド」をもつ人たちがちょっと立ち寄りたくなる、そんな場になりつつある印象を受けるのである。
「政策空間」編集部は、「新しい公共」を支える若い力に満ち溢れている。そのような中で、40代も半ばを過ぎた私に何ができるのかは、正直言って分からない。ただとにかく、このエネルギーに便乗しながら、自分自身もメンバーの一人として編集活動に参加し、またこれまで以上に積極的に言説を発信し続けようと思う。そういう気持ちを表現すべく、「編集長」でなく「編集主幹」という立場を採らせていただいた。
昨年から今年にかけては、与党も野党もシンクタンク設立が話題となるなど、日本の政策形成をめぐる環境も転換点を迎えつつある。シンクタンクの本質は「政策提言機関」であるよりもむしろ、「公共・政策分野でキャリアを形成して行きたい人の溜まり場」である、と私は捉えている。その意味では、「政策空間」は、すでに半ばシンクタンク化しつつあるのかもしれない。そんな本誌が、日本の政策社会におけるユニークな存在としてますます成長を遂げていくよう、力を注ぐ所存である。
今年は、これまでの活動と併せて、いろいろ新しい企画や試みを進めていく気運が、編集部内で盛り上がっている。乞ご期待。読者諸兄におかれては、以前にも増して宜しくお願い申し上げる次第である。(丸楠)
